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(※7/27追記)パワポケ~パワポケ7の進を「2013」から考えてみる

  • 2025年7月14日
  • 読了時間: 9分

更新日:2025年10月30日

「パワポケ」や「パワポケ7」に登場する進(野球マスク、ドクター猪狩)の話には何かと疑問点が多いです。そのため「設定がガバガバ」と呼ばれることもあるようですが、その辺をあえて真面目に考えてみました。




▼参考資料になりそうな記事や動画


・「パワポケ」の猪狩進連続イベントの動画


・「パワポケ7」のドクター猪狩イベントの動画


・「パワプロ2013」の猪狩進イベントまとめ


・「パワプロ2013」の「野球マスクの秘密」


・KFC大阪の公式HPの聖皇学園に関する記述


「2013」の進は視力に問題もないことから「パワポケ7」の進とは別の進だと思われますが、「パワポケシリーズ」における謎を埋めるため「2013」の設定を「パワポケシリーズ」の進にも適用して考えています。


「現在観覧できないサイトにこういう記述があった」という情報を目にすることもありますが、情報の真偽を確認できないため参考資料からは除外しています。


「パワプロ99」の「冥球島編」における野球マスクの設定は「パワポケシリーズ」とは基盤となる設定が異なるっぽい(進は交通事故に遭っていない?)ため参考資料からは除外しています。


「パワプロアプリ」における野球マスクは「パワポケシリーズ」とは異なり「進が変装した姿」でしかないため、これも参考資料からは除外しています。




●進はどういう過程で聖皇学園に編入して改造手術を受けたのか?


「進が交通事故のあと聖皇学園に転校した」という情報は「パワポケ」本編では具体的には言及されておらず、守から聞ける「進が病室から消えた」という情報や「聖皇学園の野球マスクは実は進だった」という情報からプレイヤーが推察する形となっています。


「進はプロペラ団によって改造された」という情報も具体的には言及されませんが、鋼とダイジョーブ博士が「聖皇学園……大東亜学園のレベルに達しない落ちこぼれの学園。それゆえ、プロペラ団は……」「カジョウナどーぴんぐ、あんど人体ジッケン、デスネ?」と会話するシーンがあるため、そこから「きっと進も改造やドーピングを施されたんだな」と推察できるようになっています。


(余談になりますが、高校野球の大会ではドーピング検査はないそうなので、聖皇学園の生徒たちがそれにひっかかることもないようです)


これらの情報から「進は交通事故に遭ったあと聖皇学園に転校し、プロペラ団によって改造された」ということはわかります。ですが、「どのような経緯でそうなったのか」まではわかりません。


その「経緯」について言及されているのが「パワポケ」の14年後に発売した「パワプロ2013」における「予後観察」と「野球マスクの秘密」イベントです。


「予後観察」では加藤先生が「進くんは交通事故のあと、さらわれて改造されちゃってたの」と言及していることから、進はプロペラ団に誘拐されていたことがわかります。


(※これ以前にも、「パワプロ10」のサクセスオールスターズにおける野球マスクのプロフィールに「プロペラ団に誘拐され強制的に最強選手に改造された」という記述があります)


また、同じく「パワプロ2013」の「野球マスクの秘密」イベントでは、進を誘拐しようとしたプロペラ団の男たちが、主人公に対して「猪狩進は交通事故にあい、野球ができない体になって悩んでいた。そこでオレたちが『善意』で手術してあげたのさ」と説明しています。


これらの情報から「進は交通事故が原因で野球ができない体になっていた」「それを治療するためにプロペラ団に協力する(聖皇学園に転校する)ことになった」という経緯があったことが推察できます。


未成年の進が親の同意なしに転校できるのかという疑問もありますが、そこは深く追求しないことにしました(書類上はあかつき高校の生徒のまま聖皇学園に通っているのかもしれないし)



 

●優秀な選手を囲うことが目的なら、なぜプロペラ団はわざわざ重傷を負っている進を誘拐したのか? また、優秀な選手である進をなぜ落ちこぼれ学園である聖皇学園に転校させたのか?


プロペラ団の目的は簡単に言うと「プロペラ団の息のかかった優秀なスポーツ選手をプロの世界へと送り込んで膨大な利益を得ること」です。そのために大東亜学園を選手育成の本拠地に定め、そこから脱落した者の受け皿として聖皇学園を建設しました。


重傷を負っている進を選手として囲うためには手術を施すための費用がかかるはずです。また、守の話からして進は行方不明という扱いのようですから、おそらく実家には帰っておらず、聖皇学園の寮かどこかで生活しているのでしょう。となると、プロペラ団は進の生活費も出していることになります。


そこまでの出費をしてまで重傷を負った進を囲う利益がプロペラ団にあるのだろうか? というのがひとまずの疑問です。


それに関して自分が最初に考えたのが「進はプロ入りできる可能性が高い選手であるため、多少の投資には目を瞑った」というもの。


進は「パワプロ7」ではドラフト1位でプロ球団に入団しており、事故に遭った高校2年生の段階で既に名門校であるあかつき高校のレギュラーになっています。そのため、プロペラ団の求めるスペック(プロに入団できる)は充分に満たしていた可能性が高い。


でも、そうであるなら進を転校させたのが選手を使い潰す(プロ入りさせるつもりがない)前提の聖皇学園というのは矛盾しています。


この疑問についても「パワプロ2013」で補足がありました。それが「予後観察」で加藤先生が口にした「進くんを誘拐した悪の組織(プロペラ団)が猪狩コンツェルンを乗っ取ろうと暗示をかけていた」という情報です。


具体的にどういう計画だったかは不明ですが、進の「猪狩コンツェルンの社長の次男」という立場を利用してプロペラ団がなにかしら画策していたということは推察できます。それが成功した際の利益に比べたら進の治療費や生活費など大した出費ではないのでしょう。


プロペラ団が進にかけた「暗示」というのがいわゆるマインドコントロールであるとするなら、進の精神を摩耗させるために劣悪な環境(選手に改造や過度なドーピングを施し、過酷な練習を要求して日常生活とも隔絶させる)である聖皇学園に送り込んだのもしれません。




●プロペラ団の情報を知っている進がなぜ「パワポケ7」では野放しにされているのか?


「パワポケ7」に登場する進は成人してスポーツドクターになっており、主人公が怪我で甲子園出場を断念した際には叱咤激励しています。プロ野球選手として活躍している守とも連絡を取っていて、一緒に食事もしているようです。


この進はどうやら加藤先生の治療によって改造される前の体に戻っているらしく、プロペラ団とも縁を切っているもよう。でも、プロペラ団の情報を知っている進が一般社会で生活できているのは違和感があります。


進は少なくとも「プロペラ団が学生を誘拐している」ということや、「選手の体に障害が残るような改造手術や過度なドーピングを施していたこと」は知っているはず。万が一それらをリークされればプロペラ団には不都合が生じるでしょう。


これに関してもやはり「2013」で追加の情報が開示されていました。それは「進はプロペラ団に関する記憶を加藤先生の催眠術によって封印されている」というもの。


「2013」の進は車に衝突されかけるなどフラッシュバックが起こりそうな状況に遭遇すると放心(硬直)状態になり、加藤先生の合言葉がないとその状態が解除されません(家や旅行先でこうなったらどうする気なんでしょうね加藤先生……)


「2013」の進は事故に遭ったことも含めて記憶を封印されているようですが、「パワポケ7」の進は主人公に対して「僕のような目にあってほしくない」という話をしているため、「自分が事故に遭って選手生命を絶たれたこと」の記憶はあるようです。


プロペラ団がその状態を把握しているかは不明ですが、「パワポケ7」の進は一般市民として生活している雰囲気なので、把握した上で放置されているのかもしれません。いっぽう「2013」では「野球マスクの秘密」でプロペラ団が進を再度誘拐しようとしているため、まだ狙われているものだと思われます。


ここで更に浮かんだ疑惑が、「進の記憶は封印しても守の記憶は残っているのでは?」ということ。


「パワポケ」では進の連続イベントを進めるとエピローグで守が登場し、マウンドで倒れた進を担いで連れていくイラストが表示されます。なので守は詳しい事情までは知らなくとも「行方不明だった進がなぜか聖皇学園にいたこと」「進の体になにかしらの異常があること」は知っているはず。


この部分は『「パワポケ」以降の作品に登場する猪狩兄弟は「パワポケ」における進の連続イベントをクリアしていない世界の彼らなのかも』と考えることで辻褄を合わせられそうです。このイベントをクリアしないと守は進のエピローグには登場しないため、野球マスクが弟であったことは知らないままになるのでしょう。


それを前提とすると、野球マスク関連のイベントは守および彼らの親からすると「失踪していた進が1年後にひょっこり帰ってきた」(加藤先生が進をプロペラ団から逃がしたのだと思われる)という出来事に過ぎないのかもしれません。


それでも大企業の御曹司が失踪したわけですから、誘拐事件として大騒ぎになっていてもおかしくはないのですが……あまり深く考えるのはやめておくことにします。




7/27追記)●野球マスクはなぜ自分が猪狩進であることを隠していたのか?

 

(よく考えたら真っ先に考察するべき部分な気もしましたが忘れていたので追記です)


野球マスクとなった進は主人公に対して「君じゃあ甲子園に来られないと思うけど、来たら勝負してあげるよ」と進らしからぬ高慢な態度を取ります。


しかし、主人公がいないところでは「〇〇くん、順調に勝ち進んでるみたいだね! よし、僕もがんばるよ!」と普段の口調で話しているため、この高慢な態度は進であることを隠すための演技だと思われます。


(ここの口調がなんとなく守っぽいのは「自分でない誰か」を演じようとした際にパッと思い浮かんだモデルが身近な人物である兄だったと考えると腑に落ちます。思いつきで架空の人物を演じるのは難しいですから)


「野球マスク」という偽名を使い、マスクで顔を隠し、口調も別人にして自分が「猪狩進」であることを頑なに隠す進。しかし、なぜ彼は自分の正体を隠しているのか? この理由も作中では明らかにされていません。


理由としてまずありそうなのが、プロペラ団に隠すよう命じられているというものです。


プロペラ団は進を誘拐しただけではなく、非合法の手術を施したり、体に障害が出るほどのドーピング薬を投与しています。聖皇学園の生徒は「プロペラ団が要求するあらゆる人体実験への同意」を求められるそうですから、これらは「実験」であって効果や安全性が確立されたものではないでしょう。


プロペラ団としてはそういった情報を外部に漏らされるわけにはいかないため、進を初めとした生徒たちに口封じをしていると考えるのは自然です。ドーピングという不正行為に合意させて共犯に近い形を取らせている以上、生徒たちもことを公にはしにくいでしょうからなんとも狡猾な手口です。

 

もうひとつの理由としてありそうなのが、進本人が自分であることを隠したがっているということ。


怪我というやむを得ない事情があったとはいえ、ドーピングなどの不正な手段を利用するのはアスリート魂に反する行為ですから、真面目な進としては隠したい部分なのだと思われます。


「野球に魂を売った男」という野球マスクの自称は、そんな手段を取ってまでして野球を続けたかった(あるいは、甲子園に出場したかった)という進の心境の表れなのかもしれません。

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